熱転写箔

熱転写とは、多色印刷したフィルムに熱と圧力を加えて、絵柄をプラスチック樹脂に絵付けする技法のことです。産業資材事業部はこの技法に使用できる熱転写箔を開発・製造・販売しています。
多彩な色表現に加え、金属光沢、パール感、マット感などの表現が可能です。
抗菌・抗ウイルス性を付与した転写箔やバイオマスインキを使用した環境配慮箔を開発しました。
転写加工も受託しています。
ロール品
カット品
◆製品
  • 筆記具
  • 化粧品容器
  • 家電
  • 電子楽器
  • 日用品雑貨

◆対象樹脂
  • ABS、PMMA、PC、PCABS、AS等アクリル系樹脂
  • PP、PE等オレフィン系樹脂
  • PET、PET-G
  • アルミニウム(表面処理上)

熱転写製品例
ロール品
ロール品
カット品
ロール品

抗菌・抗ウイルス仕様

抗菌転写箔
SIAAロゴマーク抗菌加工
無加工品と比較し菌の増殖を99.9%抑制
▶試験方法 – ISO22196(JIS Z 2801)
試験対象 黄色ブドウ球菌、大腸菌
抗菌活性値 2.0以上
抗ウイルス転写箔
SIAAロゴマーク抗ウイルス加工
表面に付着したウイルスを24時間で減少
▶試験方法 – ISO21702
試験対象 エンペローブウイルス
抗ウイルス性値 2.0以上

環境配慮箔

従来の石油由来インキではなく、綿、米ぬか等自然由来のバイオマスインキとリサイクルPETを使用した環境にやさしい転写箔です。

追い刷り仕様

追い刷り仕様
当社の独自設計により2回通し印刷(追い刷り印刷)が可能になります。それによって、転写上がりの線、箔バリが発生しなく、今までより綺麗な表現、転写加工性の向上ができます。

部分ホログラムの表現

部分ホログラムの表現
従来は蒸着面全面にしか表現できなかったホログラムを部分的に行うことが可能となりました。

柄表現のバリエーションが増えました。

熱転写加工方式

熱転写加工には、アップダウン転写、ロール転写の二方式があり、二次曲面への転写ができます。転写工法、箔層構成は下図をご参照ください。
工法

熱転写加工工程

工法

熱転写箔のバリエーション

種類 ノーマル転写箔 ハードコート転写箔
転写可能樹脂 PP、ABS、PMMA、AS、PC、PCABS、PET
* 一部条件下でアルミニウム
* その他基材樹脂はご相談ください。
表面再現 グロス、マット、ヘアーライン等
蒸着仕様 全面蒸着、部分蒸着
工法